先日掲載した仕事紹介の続きです。
先日、貼り上げた原版を寸法カット、面取りヤスリ、ペーパーかけ手入れをし
表面の油分もペーパーをかけて落としてゆきます。
その上で、薄めのウレタンを塗り、拭き上げることで、手入れ以前の自然の色艶を見せてくれます。
これによって、長年使い込むほどに深い色艶の愛着の沸くものになります。
今回の仕事は、製品として完成させるのではなく、竹原版のみを仕上げて納品するものです。
従来の竹原版を作り革本体を作り、竹と革を合わせて製品に仕上げる物と違い、
竹原版を仕上げて、他社で革工程から全体仕上げをする訳です。
竹原板以後の責任はないものの、細心の仕上げを心掛けます。
虎竹の色模様に関しては、天然自然のため様々で有ります。
そのため、良し悪しではなく、それぞれの個性とみて好みで選んでほしいと思います。
一枚一枚の原板にする段階で、それぞれの雰囲気色合わせをしてまとめてゆきます。
そうして作り上げた、注文数30、予備分2、合計32枚の表情をご覧ください。
一枚一枚手に取ってそれぞれの個性を吟味してもらえると嬉しいのですが・・・
良し悪しではなく好みです! 貴方は どれを選びます!
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