久しぶりの業者注文の右近製作、
終盤工程の艶塗り上げ、
気温湿気等により対応を考えないと綺麗な仕上がりの難しい作業です..
下処理として、薄いウレタンを塗って拭き上げる。
冬場の凍てつく状態を終えて、気温15度を超えているので安心と油断をした結果、
塗料を濾さずに使用(これが一つ目の間違い)、
更に二度塗りで仕上げる物を、一度塗りで仕上げることにする(これが二つ目)
(この段階では、充分な艶膜の感じ)
塗り上げて一晩、翌日確認してがっくり、塗料が沈んで艶もよくない..
(がっかりして写真は撮っていません)
このまま終わりにできず、塗り直しをすることにする。
それにはまず、塗料膜を全部シンナーで拭き落とします、
これには相当な時間がかかりますが身から出た錆..
塗刷毛も調整し直し、刷毛の毛の抜け落ちを最小限にする。
一度目の塗り上げ、
今回は都合により翌々日に二度目仕上げ塗りをする。
この後、乾燥を待ち、外回りの布バリを削り落とせば加工上がりとなります。
いまだこのような不手際をする、情けないことです..
只、常に改良の余地がないかと取り組むことと紙一重でもありなんて、いい訳だな..
押さえべき事柄は手抜きをすることなく忘れずに、これ鉄則のはず..
そうして50年から仕事をしている、ってことは、此れからも余り変わらないんでしょうかねぇ...
未熟者です..
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